骨粗しょう症は骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。ジワジワと背骨が曲がってしまったり、ちょっと転んだだけで腕の骨や太ももの骨が折れてしまいます。
【骨粗しょう症の特徴】
・痛みはないのが普通
・自覚症状がなく知らず知らずのうちに骨密度が減ってしまう
・更年期を境に急激に骨密度が減少する
・閉経後の女性に多くみられる
・一度骨折をすると、骨折を繰り返すことがある
・寝たきりの要因となる
外見上、骨の健康度を確認することは難しいです。
骨粗しょう症の検査は比較的簡易に行えるため、男女問わず検査を行っておくことをお勧めします。
女性は、女性ホルモンが減少し始める時期に入ったら、定期的な検査を行っておくとよいでしょう。
男性は60歳を過ぎたら定期的な検査をお勧めします。
【検査項目】
・腰椎X線(レントゲン)
・骨密度測定(DXA法)
・FRAX(10年後の骨折予測)
【予防と治療】
骨粗しょう症は予防が大切な病気です。
・現在の食事や運動、生活習慣が将来の骨を作ることを意識する
・今後の頑張りで、年を取ったときの骨の減少が抑えられる可能性があると意識する
骨粗しょう症の治療は、状態に合わせて「適切な栄養摂取」「適度な運動」「生活習慣の改善」「内服薬」「注射」を組み合わせて行います。
気になる方は、お問い合わせください。